今では当たり前になった可動フィギュアだが、
元はアクションフィギュアとも呼ばれてて
可動する事に意味があった。
しかし、可動する事が当たり前になった現在、
表情パーツを付け替えて、劇中のある特定の場面(漫画で言えばコマ)を再現するための装置にされだした感がある。
特にバンダイのジャンプ系作品のフィギュアーツ等で顕著で
場面再現の顔ばかりが付いて、肝心のそのキャラの戦ってる顔等が省かれてる事も増えてきた。
確かに皆の記憶に強く印象が残っているような、劇中の名シーンを再現するという事をやれば
受け手の関心や注目を得やすく、いいねやインプレッションのような数字にも反映されるのだろう。
しかし、それは可動フィギュアで本当にやる必要のある事なんだろうか。
そんなに送り手が再現したい場面ならば、
スケールフィギュアであるとか
ヴィネットのような
情景セットの商品を作ればいいのに
それはせず、シーン再現のための表情パーツという形で付与され
肝心のアクション用の顔や可動フィギュアのためにこそ必要であろうパーツの枠を圧迫しているのである。
可動フィギュアに顔だけ付け替えても、特定のシーンを再現する機能としては不完全な事も多いだろう。
シーン再現以外に使い道の薄いような中途半端な表情ならば、柔和に笑ってる顔や、にやりと笑ってる顔でも付けてくれた方が
人形、可動フィギュアとしてのプレイバリューは格段に上がるし、結果的に商品の訴求や売れ行きにも繋がるのではないかと自分は思うのだが、実際はそうでもないのだろうか。
どれだけの人間が、送り手の思惑通り、期待通りに(実際は思惑すら特になさそうではあるが)
一場面を再現した固定フィギュアとして楽しんでいるのだろうかと疑問ではある。
そういう遊びにさほど関心のない自分には
写真ウケみたいなものに特化した材料にしか見えてこない面がある。
最近は商品に関係のない別のキャラクターの場面再現表情等が付与されていたりして
肝心のそのキャラクターの付属物を圧迫してる、もしくは価格を押し上げているという状況すら散見される。
(ワンピースのフィギュアーツ ミホークなど)
主人公等の他のキャラの表情パーツを、別のキャラに付属する事で
横断的に購買を促せる
というお題目に夢中になってるという感じがして自分は鼻白むところがある。
そんなオマケパーツを付けるくらいなら、肝心なそのキャラの表情を増やしてくれないか?という気になる。
そのキャラに、叫び顔や食いしばり顔が付いていなければそういう物を欲しいし、
既にあるとしたら、普通に微笑んでるような顔でも付けてくれた方がよっぽど嬉しい。
体が動くのはポーズをとるために動くんであって
あるシーンのために固定して皆で固まらせるのなら情景ベースでも付けてヴィネットでやって欲しくなる。
一つの遊び方、飾り方を固定されてるようで、せっかくの可動フィギュアであるのに
自由度が全く奪われてしまっているし
せめて作中で戦いのあるような作品なら、
基本的な、叫び顔や食いしばり顔は当然のように付けてから
オマケとして一部のコマ再現のような顔を付けてもらいたいものだ。
叫び顔が無いのにおどけてる顔は沢山、等というのは虚しい気持ちになる(フィギュアーツ ハンターハンターシリーズ等に顕著)。
バンダイに至っては同作品のシリーズ内でスケールすら合わせられない有り様なのに(フィギュアーツ ドラゴンボール、NARUTO等で顕著)
場面再現なんかやってる場合じゃないと。
場面再現の表情を相互に付け合っても、フィギュアのスケールが合ってないなら
合わせた写真なんて撮れないので。
ユーザーが遠近法を駆使して無理矢理撮影してる様を見てると悲しくなる。
ここでもう一度、可動フィギュアというものについて担当者に考えてもらいたいところ。
ホントに場面再現の表情パーツって求められてるんですか?
ってのと
それらの前に、叫び顔、食いしばり顔、はデフォルトで付けてくれませんか?(戦いのシーンの多い作品なら)
という事。
他キャラの顔を付ける、っていう事を思考停止でやるのは賢い商売とは思えない、という事。
自分は一場面だけの再現だけの顔や
無理矢理の主人公顔の追加より、微笑んでる顔やニヤっと笑ってる顔を付けてくれた方が嬉しいですね。
せっかく手に入れた版権を、安易なウケ狙い、反応狙いでなく
ちゃんと考えて、丁寧に扱って欲しいと、それだけ思います。
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